このアラブ・ソードマン(アラブの剣士、 Arab Swordsman またはカイロ・ソードマン<Cairo Swordsman>としても知られる)は暗殺者及び、筋肉の男という評判で恐れられたカイロ下層社会のメンバーである。
経歴[]
1936年にナチスによって雇われたアラブ・ソードマンはカイロで、誘拐されたマリオン・レイヴンウッドを必死に捜索する考古学者インディアナ・ジョーンズに決闘を挑んだ。黒い衣装を着たこの男が大きな刀を持ってジョーンズの目の前に現れたとき、カイロの群集は左右に分かれた。
小さな笑いを与えた彼はアメリカ人を威圧するためにその武器を両手で振り回した。しかし、ジョーンズは貴重な時間を使って戦っている暇はなく、リボルバーを使って彼を撃った。カイロの見物人たちはこれを見ると歓声をあげて群がり、その中の1人が彼の刀を持ち去った。
舞台裏[]
セリフのないアラブ・ソードマンを演じたのはテリー・リチャーズである。
映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』での彼の場面は劇的に省略された。初めの脚本では、インディが鞭を使ってこのソードマンと戦うシーンの予定だった。しかし、撮影クルーのほとんどと同じようにハリソン・フォードも赤痢に苦しんでいた。かなりの長い時間をかけないとズボンをはくこともできないほどだった。彼は「ただ撃つだけ」という提案をし、スティーヴン・スピルバーグは映画の中でも印象に残る場面だということから承諾した。[1]
『Indiana Jones' Greatest Adventures』では、プレイヤーはカイロのステージでこのキャラクターと戦うこになる。このゲームでは映画と同様にピストルを使うこともできるが(また、一撃で彼を殺すこともできる)、選択できるのでピストルなしの戦いも可能である。
このシーンは『魔宮の伝説』でオマージュとして再現されている。インディが寺院から脱出した後に2人の剣を持った男が挑んでくる場面がある。そこで彼はホルスターに手を伸ばす。剣士たちの動きも『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の動きに類似している。しかし、インディは微笑むと肩をすくめて格闘と鞭で戦った。なぜなら、銃は冒頭の場面でウィリー・スコットが落としているからである。
『LEGO Indiana Jones 2: The Adventure Continues』ではこのソードマンはインディの全ての弾丸を弾き飛ばす。バナナを使うとノックアウトできる。
登場作品[]
- 『Indiana Jones' Greatest Adventures』
- 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
- 『レゴ インディ・ジョーンズ オリジナル アドベンチャー』 (公式設定ではない)
- 『LEGO Indiana Jones 2: The Adventure Continues』 (公式設定ではない)