アントニン・ドフチェンコ[1](Antonin Dovchenko)は巨体であまり賢くなく、髪を短く切ってあるソビエト特殊部隊の大佐である。彼は1957年にクリスタル・スカルを探索するイリーナ・スパルコの下で部隊を指揮した。この際に数回にわたってインディアナ・ジョーンズと勝負することになった。
経歴[]
- 「この建物が何だかわかるか、どうだ?」
- ―アントニン・ドフチェンコ[出典]
1957年、彼は発掘調査をしていたインディアナ・ジョーンズを捕らえにメキシコのユカタン半島まで来た。ドフチェンコは部下とともにインディの発掘に協力している現地人を殺した。そしてインディとジョージ・マクヘイルを捕らえた[2]。 2人を車のトランクに閉じ込めるとソビエト兵はアメリカ陸軍の制服を着、変装した。車はアメリカのネヴァダ州の51番格納庫に近づいた。ジミー・ウィクロフトや他の見張りを殺し、立ち入り制限地区に入る。
インディとマックを車から引きずり降ろしたドフチェンコはインディにこの場所を知っているか質問する。インディは質問に答えなかった。ドフチェンコはインディを殴った。もう一度拳を上げたときにイリーナ・スパルコが現れ、インディへの攻撃を中断した。
インディはロズウェル事件のミイラを倉庫で探し当てた後、逃亡を始め、ドフチェンコと戦うことになる。地下の部屋に落ちると、ドフチェンコはチェーンを使ってインディを攻撃した。2人が争っているときおかしな車両が作動していた。それはレールの上に載っていて、後ろにはジェットエンジンが取り付けられていた。その車両は2人を乗せて猛スピードで走り出した。格納庫から外に出ると、ドフチェンコは気絶していた。インディはその隙に逃げ出した。
ドフチェンコは回復すると再びインディを捕らえようとする。金でスパルコの側に寝返ったマクヘイルと協力してインディとマット・ウィリアムズを捕らえ、アマゾンまで運んでくる。アカトールを発見するためにはインディが必要だったのだ。インディは断ったが、人質としてマリオン・レイヴンウッドが現れるとやむなく探索に加わった。翌日、インディマリオン、マットを乗せたトラックを見張っていたドフチェンコは3人の口論に飽き、黙らせようとする。ドフチェンコが背を向けた瞬間にインディとマットが彼の顔面を蹴り、ドフチェンコは意識を失う。
目が覚めたとき、トラックは無人だった。ドフチェンコは木にぶつかろうとするトラックのコントロールを(なんとか)取り戻し、逃げた3人とオックスリーを追う。
2度もインディに負けたドフチェンコは激怒し、車を捨てていたインディたちに追いつく。ドフチェンコはインディに飛び掛って格闘をする。オックスリーも地面に倒れた。軍隊アリが迫ってくる中、2人は戦い続けた。アリが来たとき、オックスリーがクリスタル・スカルをアリに向ける。アリは3人がいる場所を避けて進んでいった。インディは太い木の棒をとるとドフチェンコの頭に命中させた。インディは次々に攻撃をすると、ドフチェンコはアリの群れの中に倒れた。アリは彼の全身を這い、夕食として巣に頭から引きずり込んだ。
舞台裏[]
- ドフチェンコの役者イゴール・ジジキンは1982年から1984年までソ連の特殊部隊にいたことがある。
- 映画では彼が頻繁に帽子をかぶるシーンがあったが、コミックではその場面は描かれていない。
- ドフチェンコはロシア軍武術を使うことができる。
- イゴール・ジジキンのアクションは前3作のパット・ローチの戦闘シーンを参考にしたものである。
登場作品[]
- インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(初登場)
- インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(小説版)
- Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull comic
脚注[]
- ↑ カタカナ表記は『アルティメット・ガイド』に基づく。
- ↑ インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(小説版)に基づく。