インディ・ジョーンズ Wiki
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2010年5月14日 (金) 12:42時点における版

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(Indiana Jones and the Temple of Doom)は、1984年アメリカ映画。アドベンチャー映画。インディ・ジョーンズ シリーズの第2作目。

特撮はILMが手がけ、アカデミー賞では視覚効果賞を受賞。また、作曲賞にもノミネートされた。

ストーリー

1935年、考古学者インディ(ハリソン・フォード)は上海のギャングとの取引が決裂しトラブルに陥る。その場に居合わせた歌手ウィリーケイト・キャプショー)、相棒の少年ショート・ラウンドキー・ホイ・クァン)と共に飛行機で追っ手から逃れるが、ギャングの策略により飛行機は墜落、インドへたどり着く。

奇妙な老人に出会い、彼の住む小さな村へ案内されると、そこは井戸が干上がり食べることもままならない状態で、子供が一人もいなかった。

村にはシャンカラ・ストーンと呼ばれる秘石が祭られていたが、邪教集団に奪われ、村の子供も連れ去られたという。 老人から救世主だと言われたインディ達はシャンカラ・ストーンと子供達を取り戻すため、邪教集団が住み着いているという、かつてマハラジャが支配していたパンコット宮殿へ向かう。

無人の筈のパンコット宮殿には新しいマハラジャが即位し、表向きには煌びやかに見え、インディ達を大歓迎するが……。

キャスト

インディ・ジョーンズシリーズの主人公。有名な考古学者にして無類の冒険家。
上海のクラブ「オビ=ワン」の歌姫。インディと共にパンコット宮殿に向かう。
インディに拾われた戦災孤児。インディ、ウィリーと共にパンコット宮殿に向かう。
邪神カーリーを崇拝する邪悪な教団「サギー教」の司祭。子供達を奴隷にし、サンカラストーンを探させている。
マハラジャに仕える、パンコット宮殿の宰相。
イギリス軍大尉。定期的にインドに視察に来ている。
「犯罪王」と呼ばれる、上海暗黒街のボス。インディと「ヌルハチ」を巡る取引をする。
インディの友人。ラオとの取引の際にインディに同行する。
ラオの息子。
  • チェンチュア・カー・ジョー
ラオの息子。
インディ達が訪れたインドの村「メイアプール」の長老。インディ達にサンカラストーンの奪還を依頼する。
パンコット宮殿の若き王。政治意識の高い立派な少年であるが、サギー教の手に落ちてしまう。
  • チーフ・ハンクマンフィリップ・タン
  • アール・ウェバーダン・エイクロイド
中国の空港で働くイギリス人。インディたちのため、飛行機を予約する。

メモ

  • この作品は1作目『レイダース』より1年前の設定である。
  • スピルバーグは公開当時、“作品の低俗さ”への批判に対し「僕は雇われ監督だ」と弁解した。後のインタビューではこの作品を「自分のフィルモグラフィーの中で一番の失敗作だ」と語った事もある(『1941』についても同じように語る)。
  • 82年のスピルバーグ監督作『E.T.』はアカデミー賞9部門にノミネートされたが、視覚効果や音響といった技術関連で4つ受賞した反面、撮影・編集・オリジナル脚本・監督・作品では全て同年の『ガンジー』に持って行かれた。スピルバーグはこの悔しさを忘れなかったようで、『魔宮の伝説』では『ガンジー』のロシャン・セスとアムリッシュ・プリを邪教集団トップの役で起用している。本作から10年後に『ジュラシック・パーク』で『ガンジー』の監督リチャード・アッテンボローを、『シンドラーのリスト』にガンジー役のベン・キングズレーを出演させ、2作で94年のアカデミー賞主要部門を総なめする事になった。
  • 作品の「ジェットコースター的イメージ」を決定付けるトロッコシーンではミニチュアが多用された。走行中のトロッコを捉えるロングショットのほぼ全てがミニチュアであり、フィル・ティペットによるストップモーション・アニメも一部使用されている。
  • ILMでは視覚効果の光学合成にビスタビジョン方式を採用しているが、いくつかのシーンではトンネル状の模型セットを通常のビスタビジョン・カメラで移動撮影出来ず、ニコン製のスチルカメラを改造して使用している。
  • 出口の断崖絶壁は、インディたちの立っている場所以外のほとんどがマット・ペインティング(ILMのクリス・エヴァンスの作品)となっている。
  • この作品がきっかけで、スピルバーグとケイト・キャプショーは結婚した。
  • 撮影中のアクシデントにより、ケイトの目の周りにアザができてしまった際、翌日の撮影時にスタッフ全員がケイトのアザと同じメイクを施して迎えた。
  • 次作「最後の聖戦」公開に合わせてILMやルーカス、スピルバーグの作品がNHKスペシャル(1989年5月21日放送)にて紹介された際、ベン・バートによる音響効果編集の作業を実演するため、本作の削除場面である「(インディが捕われた子供達を逃がす場面で)燃える丸太を渡していく」というシーンが採り上げられた。
  • 映画「ラッシュアワー3」の劇中にて本作をテレビ放映しているシーンがある(チャイニーズフード店の店頭にてクリス・タッカー演じるカーター刑事が料理を買うシーン)。
  • アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「じゃがバタコーンさん」に本作のヒロインの叫び声(「OH MY GOD!!」)が使われている。
  • 終盤に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のパロディシーンがある。また、冒頭に登場するクラブはオビ・ワンという名前。

日本語吹替

役名 俳優 日本テレビ版 ソフト版 テレビ朝日版 WOWOW版
インディ ハリソン・フォード 村井国夫 村井国夫 磯部勉 内田直哉
ウィリー ケイト・キャプショー 藤田淑子 吉田理保子 小宮和枝 斉藤梨絵
ショート キー・ホイ・クァン 田中真弓 野沢雅子 矢島晶子 白石涼子
モラ・ラム アムリッシュ・プリ 石田太郎 坂口芳貞 麦人 水内清光
チャター・ラル ロシャン・セス 羽佐間道夫 加藤精三 牛山茂 村治学
ブランバート フィリップ・ストーン 北村弘一 川久保潔 石森達幸 佐々木省三
ラオ・チェ ロイ・チャオ 内海賢二 小林清志 茶風林 宗矢樹頼
ウー・ハン デヴィッド・ヴィップ 千葉繁 大塚芳忠
ウェバー ダン・エイクロイド 加藤正之 大塚明夫 古田信幸 志村知幸
シャマン D・R・ナーナヤッカーラ 永井一郎
  • 日本テレビ版:初回放送1987年10月16日(金)日本テレビ『金曜ロードショー』 21:00-23:21
翻訳:木原たけし 演出:佐藤敏夫 制作:東北新社
  • ソフト版:ビデオ&DVD
翻訳:木原たけし 演出:蕨南勝之 制作:東北新社・CIC・ビクター ビデオ株式会社
  • テレビ朝日版:初回放送1998年7月26日(日)テレビ朝日『日曜洋画劇場』 21:02-23:09
制作:東北新社 演出:伊達康将 翻訳:岩本令 効果:リレーション 調整:熊倉亨 プロデューサー:圓井一夫
  • WOWOW版:初回放送2009年7月19日(日)WOWOW 191ch 15:30-17:30(予定)

関連項目

テンプレート:インディ・ジョーンズシリーズ

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