小説版『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(Indiana Jones and the Temple of Doom novel)は1984年にジェイムズ・カーン(翻訳山田順子)によって書かれ、バランタイン・ブックス(日本ではハヤカワ文庫)から発売された『魔宮の伝説』の小説版である。本は2008年に『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』と共に2008年にデル・レイによって再刊された。
概要[]
1935年の上海。暗黒街の一味に命を狙われたインディ・ジョーンズは、ナイトクラブの歌姫ウィリーと中国人少年ショート・ラウンドと輸送機で空港を飛び立った。しかし飛行機が墜落し、間一髪脱出した三人はインドの山奥の村にたどり着く。そこで村から奪われた「聖なる石」の奪回を頼まれたインディ一行は、ジャングルの奥深い伝説の魔宮を目指すが・・・・・・邪教集団の陰謀に立ち向かうインディの大冒険。迫力のシリーズ第弾。
(インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 あらすじより)
内容[]
I like big buts and I can not lie!
映画との相違点[]
- ウィリー・スコットとショート・ラウンドの身の上話が載っている。
- 小説では茶色ではなく灰色のフェドーラ帽として書かれている。
- インディがサギーの暗殺者に攻撃される場面で暗殺者は大きく描かれている(チーフ・ガードのように)。映画では2人は両方ともほぼ同じ大きさである。
- インディが山で2人のサギーの衛兵に向けて銃を取り出そうとする場面が無い。
- 映画では示されていない、皮膚が宙を舞う場所を通るインディとショーティの様子がより詳しく描かれている。
- ウィリーは彼女とショート・ラウンドを襲撃する衛兵から逃れる。そしてこの寺院に関してチャタール・ラルとブランバートに訴える場面がある。カーリー・マーの眠りの状態のインディが現れ、ラルと2人でウィリーを寺院に戻した。気づかなかったブランバートは部屋に戻った。
- 映画の中では死が描かれていないチャタール・ラルがこの本の中では死亡する。
- ショート・ラウンドが鉱山で働かされている間、溶岩で足を焼かれた衛兵が正気に戻ったのを見てインディを戻すアイディアを考え付く場面がある。
- サギーの奴隷監督の死に方が異なっている。映画では彼のサッシュが岩石破砕機に引っかかるまでインディは彼を殴りつけるが、小説上ではインディが相手の服を掴んだだけだった。すると奴隷監督はバランスを崩してサッシュが岩石破砕機に巻き込まれた。
- また、小説ではモーラ・ラムが最後に正気を取り戻す場面がある。ラムが落ちる最後のシャンカラ・ストーンを掴んで手をやけどし、落下の直前にインディと目を合わせる。
登場[]
登場人物[]
- フィリップ・ジェームズ・ブランバート
- ラオ・チェ
- チェン
- チーフ・ガード
- 村長
- ウー・ハン
- インディアナ・ジョーンズ
- カオ・カン
- チャタール・ラル
- マーハン(“呪い師”として)
- ナインサク
- モーラ・ラム
- 生贄の男
- サジヌ
- ウィリー・スコット
- ショート・ラウンド
- プレジット・シン(言及のみ)(“シャフィ・シン”として)
- ザリム・シン
- ウィリアム・スリーマン(言及のみ)
- アール・ウィーバー
登場した遺物[]
- シャンカラ・ストーン
- ピーコック・アイ
- ヌルハチの遺灰