- 「気をつけて、ドクター・ジョーンズ。だれも信じないことだ。おわかりですかな?」
- ―ウォルター・ドノヴァン[出典]
ウォルター・ドノヴァン[1](Walter Donovan)はそれから水を飲めば永遠の命を得られるという聖杯を捜し求め、ナチスと手を組んだ裕福なアメリカの企業家である。
経歴[]
1938年以前の数年間、彼は国立博物館に何度か惜しみない寄付をしていた。彼と彼の妻はマンハッタン[2]のフィフス・アヴェニューの高級アパートで生活していた。彼の鉱山技師はトルコで石版を発見した。これは3人の騎士に関わるものだった。
彼は聖杯の位置を探し出すためにヘンリー・ジョーンズ・シニアを雇い、エルザ・シュナイダー博士と共にベニスの聖杯の騎士の墓を見つけさせようとした。ジョーンズはシュナイダーがナチであることに気づいていた。
ドノヴァンはインディアナ・ジョーンズを聖杯探索に誘い込むためにインディの父親の行方不明を利用した。インディがブルンワルド城で彼の父親を探した後にドノヴァンは自分がナチスに加担していたことを明かした。イスケンデルンでエージェントがマーカス・ブロディを捕らえ、ドノヴァンはシュナイダーと共にハタイまで旅をした。
ドノヴァンとシュナイダーは聖杯の寺院に到着し、寺院の入り口に見張りを置いた。ジョーンズと彼の仲間たちが到着し、捕らえられたとき、ドノヴァンはヘンリーを撃った。彼はインディに聖杯を取りに行くように言った。インディが聖杯の騎士と神聖な杯、そしていくつかの偽の聖杯のもとへ着くまでの罠を解決し、ドノヴァンとシュナイダーは安全に彼のあとに続いた。
数人の訪問者が聖杯と偽の杯が並べられているのを見ていると、騎士は本物の聖杯のみが永遠の命を与え、偽の聖杯から飲むと命を失うと説明した。ドノヴァンはどれが本物か分からなかった。すると、シュナイダー博士が彼のために選ぶ役を買って出た。彼女は金色の聖杯をドノヴァンに与えた。ドノヴァンはその聖杯から水を飲むと、急速に衰えていった。彼は骸骨のような顔になりながらもシュナイダーを攻撃しようとした。だが、インディアナ・ジョーンズが2人を引き離し、ドノヴァンは壁にたたきつけられて粉々に崩れた。残ったのは骸骨とほこりだけだった。
舞台裏[]
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でドノヴァンを演じたのはイギリス人俳優ジュリアン・グローヴァーであるが、ドノヴァンはアメリカ人の設定である。
急速に年を取り、体が崩れるのを描いたのはILMのスタッフによるものである。2つの等身大の人形をコンピュータ合成し、顔の変化を撮影していった。
ゲームの『Indiana Jones' Greatest Adventures』ではドノヴァンが最後の敵のボスになる。彼は偽の杯から水を飲み、骨の怪物になってインディ(プレイヤー)と戦うことになる。
『レゴ インディ・ジョーンズ オリジナル アドベンチャー』ではドノヴァンは自ら間違った杯を選ぶ。それではドノヴァンは死ぬほど年を取るだけで、エルザに向かって行くことも、インディに壁に打ち付けられることもなく死亡する。
続編のゲームではドノヴァンは強い相手になっている。バズーカ砲と銀のオブジェクトを使って破壊できる。
登場作品[]
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(小説)
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(コミック)
- Indiana Jones' Greatest Adventures
参考[]
脚注[]
- ↑ カタカナ表記は小説版『最後の聖戦』に基づく。
- ↑ 『アルティメット・ガイド』