エルンスト・フォーゲル(Ernst[1] Vogel)は親衛隊の大佐であり、ナチスの無情な一員だった。
経歴[]
フォーゲルは第一次世界大戦中に受けたドイツ帝国の勲章は第一級鉄十字章と第二級鉄十字章だった。戦後、彼はナチス党に参加した。1940年設立の武装親衛隊に先行してできた一般親衛隊の大佐として勤務した。
1938年、フォーゲルはエルザ・シュナイダーと共に聖杯を手に入れる役目を割り当てられる。シュナイダーはアメリカ人考古学者インディアナ・ジョーンズと彼の父親ヘンリー・ジョーンズの聖杯日誌を手に入れ、2人を監禁した。フォーゲルはヒトラーの直接の命令で2人を殺すことになった。
ジョーンズ親子はフォーゲルから逃れ、ツェッペリン飛行船に乗りドイツから離れようとしていた。フォーゲルは出発する前に乗り込み、中を探した。もう少しで2人のジョーンズを捕らえることができたが、インディアナ・ジョーンズは乗務員に変装すると乗船券をもっていなかったフォーゲルを"タダ乗り"とし、窓から突き落とした。
聖杯の神殿に向かっていたナチスの一行はジョーンズたちと戦うことになる。フォーゲルは父親のジョーンズを捕らえ、動いている戦車の上でインディアナ・ジョーンズと格闘した。2人は気づいていなかったが、戦車は崖に向かって進んでいた。ジョーンズ・シニアとマーカス・ブロディは落ちる前に戦車から降りることに成功した。インディアナ・ジョーンズはフォーゲルの頭をつかんで何度も戦車の砲塔に叩きつけていた。戦車が落下したとき、フォーゲルは戦車から顔を出した状態で悲鳴を上げていた。崖に落ちて戦車は転がり、フォーゲルは死亡した。このときジョーンズは生き残っていた。
舞台裏[]
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でフォーゲルを演じたのはマイケル・バーンである。フォーゲルの名前の"Ernst(エルンスト)"はマーベル・コミックスの、コミック版『最後の聖戦』に登場する。
フォーゲルの名前(ドイツ語で"鳥"を意味する)は映画の中の会話には出てこない。
2008年、ハスブロは『最後の聖戦』の3 3 / 4"アクションフィギュアを発売し、フォーゲルも売り出された。
映画でのフォーゲルの軍服の色は灰色だが、ゲーム『レゴ インディ・ジョーンズ オリジナル アドベンチャー』でのフォーゲルの制服は黒である。
登場作品[]
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(初登場)
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(小説版)
- Indiana Jones and the Last Crusade comic
- Indiana Jones' Greatest Adventures
- Indiana Jones and the Spear of Destiny (回想のみ)