このスルタン(Sultan)は1938年にハタイ県を統治していた人物である。ウォルター・ドノヴァンと彼の部下のナチの兵士たちが聖杯を求めてハタイを通ろうとしたとき、彼らはスルタンに許可を求めにやってきた。彼らはスルタンの領土を通るお礼として宝物を持ってきた。スルタンは聖杯伝説を信じてはおらず、その古い杯の歴史的な価値は認めていたが神秘的な力については全く信用していなかった。スルタンはこれがおろかな探索であると考えていたが、彼らを通してもかまわないと思っていた。だが、スルタンはドイツの名家から寄贈されたという宝物を拒絶した。代わりにドノヴァンのロールスロイス・ファントムⅡを要求し、スルタンはドノヴァンに彼の軍を貸した。
舞台裏[]
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でスルタンを演じたのはアレクシィ・セールである。
ハタイはトルコにある共和国であり、実際にはここにスルタン(王)は存在しなかった。国際連盟は1937年5月19日に憲法を採択し、ハタイ共和国が誕生した。1939年6月29日にハタイの会議でトルコ共和国の県になることが決められた。ハタイ共和国の最初で最後の大統領はタイフール・ソクメン(Tayfur Sökmen、1892年 ~ 1980年)である。
登場作品[]
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(初登場)
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(小説)
- LEGO Indiana Jones 2: The Adventure Continues ("Hatay King"として)(公式設定ではない)