デメトリオス(Demetrios、別名クロー Claw)はエジプトの発掘現場で爆弾係をやっていた男で、発見されたジャッカル像を盗んで逃げた。
経歴[]
エジプト[]
1908年、エジプトの建築家カーの発掘が行われている現場にインディアナ・ジョーンズとミス・シーモアが現れる。発掘の指揮を執っていたのはハワード・カーターだった。その夜、デメトリオスはカーの墓を見張っていたラシッド・サラムをマグネシウムを使い、焼き殺した。死体を墓の中に落とし、カーの呪いに見せかけた。そしてデメトリオスはそこにあったジャッカル像を盗んだ[1]。 翌日、発掘現場はサラムが死んだことで大騒ぎになっていた。サラムの友人のT・E・ロレンスはインディの助けを借りて捜査を始めようとしていた。彼はジャッカル像が盗まれたことを知った。そして、デメトリオスが犯人だと発覚したころには、彼は船でエジプトから出発し、ギリシャに向かっていた。また、インディは後にあと5分あればデメトリオスを捕まえることができたと語った。
その後、いつかは定かではないが、デメトリオスは右手を失い、代わりに鉤爪を付けている。そのため彼は“クロー(鉤爪)”と呼ばれるようになった。
メキシコ[]
1916年、彼はクローという名前で知られ、メキシコで革命家パンチョ・ビリャと彼の軍に武器を売っていた。取引が終了した後、デメトリオスはビリャのシウダー・ゲレーロの襲撃計画を盗み聞きした。このとき丁度革命軍に入っていたインディは彼がデメトリオスであると考え始めていた。それは彼がアラビア語を使ったためだった。
デメトリオスはビリャの計画をアメリカのパーシング将軍に話した。これによってビリャの攻撃は計画通りには行かず、退却した。だがデメトリオスはビリャの軍の1人、ホセ・ゴンサレスに密告したことを知られてしまう。
数日後の夜、インディはクローと呼ばれる男の家に侵入した。インディは密告を証明する文書とジャッカル像を発見した。インディが逃げようとしたとき、デメトリオスが立ちはだかる。デメトリオスはインディに正体がばれていることを知り、彼を殺そうとする。激しい格闘を繰り広げ、辺りにガソリンが散った。デメトリオスは火をつけてインディに近づく。インディは彼を地下室に突き落とす。ダイナマイトの導火線に火がついていた。インディはジャッカル像と密告の文書を持ってデメトリオスの家から脱出に成功した。デメトリオスはダイナマイトの爆発で死亡した。
舞台裏[]
デメトリオスを演じたのはヴィック・タブリアンであるが、彼は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』でバランカとモンキー・マンの役を演じている。
登場作品[]
- インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険–"ヤング・インディ・ジョーンズ ジャッカルの呪い" → My First Adventure (初登場)
- The Mummy's Curse
- Young Indiana Jones in the Curse of Kha
- The Young Indiana Jones Chronicles game
- インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険 – "ヤング・インディ・ジョーンズ ジャッカルの呪い" → 早春の大冒険
- South of the Border