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「唯一の計画は、ベルリンに関するものだけだ」
―ヘルマン・ディートリッヒ[出典]

ヘルマン・ディートリッヒ[1]Herman Dietrich大佐はドイツの軍人であり、エジプトカイロルネ・ベロックによる失われたアーク発掘の責任者である。

経歴

1936年、ディートリッヒはヒトラー直属の親衛隊の一員、アイデルから失われたアークを発見するよう、命令を受けた。そのため、ディートリッヒはルネ・ベロックを雇う必要があった。ディートリッヒはこのフランス人を信用していなかったが、アイデルは命令を変えなかった。[2]

ディートリッヒはフランスマルセイユでベロックに会った後に、彼をヒトラーに会わせるためにドイツベルヒテスガーデンに連れて行った。[2]

エジプトカイロでの発掘現場では失われたアークの発掘が行われていた。だが、ディートリッヒと彼の副官ゴブラーは間違った場所を発掘しているのに気づいていなかった。ベロックがサラーに率いられた発掘作業員たちを発見し、彼らは<魂の井戸>の中のインディアナ・ジョーンズとアークを見つけた。ディートリッヒはマリオン・レイヴンウッドもそこに突き落とさせ、アークを手に入れた。ベロックはレイヴンウッドを突き落としたことに抗議したが、ディートリッヒは聞き入れなかった。

ジョーンズとレイヴンウッドが<井戸>から脱出したとき、ディートリッヒ、ベロック、トートは最も近い空港にアークを運ぼうとしていた。トラックでそこへ向かう途中、ジョーンズが現れ、アークを奪い返すと姿を消した。

Death by face melting 2

ディートリッヒの死

ナチスは海でジョーンズに追いついた。彼らはUボートでアークをギリシャクレタ島へ運んだ。ベロックはそこでアークを開ける儀式を行おうとしていた。ディートリッヒはユダヤの儀式を行うことに反対していたが、ベロックはそれをヒトラーの前で開けたときに、中に何も入っていなかったらどうするかをディートリッヒに尋ねた。儀式場へ向かうとき、ジョーンズがロケット・ランチャーを持って現れた。アークを爆発させるかと思われたが、ベロックは彼がアークを撃つはずがないと確信していた。実際、ジョーンズは撃つことができなかった。

ベロックは呪文を唱え、アークの蓋を開けた。中に入っていたのは砂だけだった。それを見たディートリッヒは激怒していたが、アークの中から精霊が飛び出すとそれは驚きに変わった。その中の1つの顔が天使から恐ろしいものになったとき、アークから火が放たれ、ベロックの頭は砕けた。その後ディートリッヒの頭部も潰れ、アークが巻き起こす風と炎によってその死体はなくなった。

舞台裏

  • レイダース/失われたアーク《聖櫃》』でディートリッヒを演じたのはヴォルフ・カーラーである。彼は1985年の『The Dirty Dozen: The Next Mission』という映画で、別人のディートリッヒ役を演じている(彼が演じたディートリッヒはゼップ・ディートリッヒである。)。
  • ローレンス・カスダンの脚本では、はじめはディートリッヒの名は“Shliemann”だった。そしてアークが開けられたとき、彼と数人の兵士たちは死なないことになっていた。ディートリッヒたちはインディとマリオンを鉱山でトロッコに乗って追跡するはずだった。このシーンは時間の問題でカットされたが、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で実現された。またキャンベル・ブラックの小説版『レイダース』では彼ははっきりと死亡したとは書かれていない。
  • 2009年にハスブロからディートリッヒのフィギュアは作られるはずだったが、1体も作らずに中止された。他の商品の中で唯一のディートリッヒのものは『レイダース』と『魔宮の伝説』の両方を含むセットの中に入っている。しかし、これは塗装されていない金属のミニチュアである。
  • レゴのゲームでは砂漠の追跡場面になるまでディートリッヒは登場しない。また、2つゲームが出ているが、この2つでは死に方が異なっている。1番目のゲームでは彼とトートの頭が縮み、溶けている。2番目のゲームではアークから光が出た後、ディートリッヒは飛び上がって(ジャンプして)いる。その後、ディートリッヒは登場しないため、彼が生き残った可能性もある。
  • 英語で“ディートリッヒ”の姓は“合鍵”かまたは“定規”を意味する。

登場作品

脚注

  1. カタカナ表記は『アルティメット・ガイド』に基づく。
  2. 2.0 2.1 レイダース(小説版)

外部リンク

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