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小説版レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(Raiders of the Lost Ark novel)はキャンベル・ブラック(翻訳秦新二)による映画『レイダース』の小説版である。これは1981年4月に初めてバランタイン・ブックス(日本ではハヤカワ文庫)から出版された。本は2008年デル・レイから『魔宮の伝説』と『最後の聖戦』の小説版と共に再刊された。その際に題名を『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(Indiana Jones and the Raiders of the Lost Ark)にしている。

概要[]

時は1936年。ナチス・ドイツは失われたアーク《聖櫃》を捜し求めていた。モーゼの十戒を納めたこの櫃を擁する者は強大な勝利を手にし、常に勝利を得るという。この動きを察知したアメリカ政府は、考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズにヒットラーに先んじて聖櫃を発見するよう要請する。かくして世界制覇の鍵を握る遺宝をめぐって、熾烈な争奪戦の火蓋が切って落とされた。史上最高のアクション・ヒーロー、ここに誕生

(レイダース/失われたアーク《聖櫃》 あらすじより)

内容[]

映画との相違点[]

  • ジョック・リンゼイがアメリカ人ではなくスコットランド人として登場する。
  • この小説ではインディとベロックの初めての出会いについて描かれている。ベロックは大学院でインディの論文を盗んで発表したことになっている。また、1934年の夏にインディが数ヶ月前から計画していたサウジアラビアルブ・アル・カーリ砂漠の発掘の現場にベロックが先に来ていたことが明らかにされている。
  • インディとジョックがホヴィト族の攻撃から脱出した直後にディートリッヒアイデルというSSオフィサーから命令を受ける場面がある。
  • ベロックがディートリッヒに雇われたときに2人は田舎のアドルフ・ヒトラーの隠れ家に連れてこられる。2人は待たされ、ベロックのヒトラーに対する軽蔑が表現されている。
  • 映画ではインディが飛行機に乗ったときに尾行しているのは無名のナチ・エージェントだが、この小説ではトートということになっている。
  • インディがマリオンについてアブナー・レイヴンウッドと最後に話したときのことを回想する場面がある。
  • インディがネパールに着いたときに彼はリン・スーという中国人にレイヴン・バーへの行き方を教えられた。
  • インディが1度バーを出た後に車の運転席に座り、その後どうするべきか考えトートと彼の手下が通ったことに気づかない場面がある。
  • インディがマリオンを救った後、マリオンはインディが毎日ムチの練習をしていたことを思い出す。インディは7歳のときに初めてサーカスで牛追い鞭を見てそれに魅了されたことを回想した。
  • アラブ・ソードマンが登場しない。
  • ベロックがタニスの発掘を監督している場面があり、そこでベロックはラーの杖飾りをトートの手の址から複製したことを回想した。
  • 映画とは違い、初めのメカニックは入れ墨をした若い男であると記載されている。インディは彼をフライング・ウィングのプロペラに向けて押した。
  • トラックの追跡の場面に相違点がある。それはゴブラーがトートと同じ車に乗り、トートも崖から落ちて死んだこととタフな軍曹が登場しない代わりに2人の兵士がトラックの上を這ってインディを攻撃しようとしていたことになっている。
  • トラックの追跡の直後、ベロックとディートリッヒがカイロのドイツ領事館でタバコを吸って<バンツー・ウインド号>の出発の知らせを聞く場面がある。
  • インディはワーフラーの潜望鏡から離れないようにするためにムチを使い、海に帽子を流され、その後ムチも失ったことになっている。
  • ベロックが儀式のローブに着替えた後にインディが現れたため、彼は儀式を中断した。キャプテン・モーラーが彼を押さえ、ディートリッヒが殺そうとしたが、彼(ベロック)はインディに敗北を味あわせるために縛り、アークを開けた後に殺すことにした。
  • ベロックの死は映画とは異なる。彼の目が焼け、崩れたことになっている。また、ナチスの兵士たち(特にディートリッヒ)の死も明確に書かれていない。

登場[]

登場人物[]

登場した遺物[]

カバー・ギャラリー[]

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