インディ・ジョーンズ Wiki
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(Raiders of the Lost Ark、1999年からは『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』という題名に改められている。)は1981年スティーヴン・スピルバーグジョージ・ルーカスたちによって作成され、公開された冒険映画である。第一作であるが、後にヤング・インディ・ジョーンズ・シリーズが公開され、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は24話目ということになっている。この作品はファンの間では単に『レイダース』と呼ばれることが多い。

この映画は、ジョージ・ルーカスが1977年にスター・ウォーズを公開したルーカスが批判を恐れハワイに赴いたときに、同時に休暇に来ていたスティーヴン・スピルバーグと会い、2人で話を進めたことがきっかけだった。ルーカスとスピルバーグは“ジェームズ・ボンド映画”のようなものを作りたかった。また、ルーカスは少年時代に見た、冒険活劇を望んでいた。フィリップ・カウフマンも加わり、スター・ウォーズの仕事を終えたルーカスは脚本家ローレンス・カスダンと本格的に作り始めていった。

ストーリーは1936年に、ナチスアドルフ・ヒトラー失われたアークを狙っているというものになり、それを防ぐよう、アメリカ政府に依頼された考古学インディアナ・ジョーンズはかつての師、アブナー・レイヴンウッドの娘、マリオンと昔からの友人、サラーと共に、エジプトでナチスと戦った。

73日間と日数と、約1800万ドルの予算で製作されたこの映画は1981年6月21日(日本では1981年12月19日)に公開された。そして、3億8414万454ドルという記録的な売り上げとなった。1982年には監督賞ノミネート、作品賞、撮影賞、作曲賞、その他合計で8つの賞にノミネートされた。それからこの作品は1999年にビデオ化され、2003年と2008年にはDVD化された。

ストーリー

プロローグ:1936年、南アメリカ

Boulder

巨石に追われるインディ

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の出来事から1年後、1936年インディアナ・ジョーンズ博士は数人のペルー人のガイドと共にジャングルにいた。チャチャポヤの豊穣の像を探すためだった。彼は貪欲な2人のペルー人、バランカサティーポと共にチャチャポヤン遺跡にたどり着いた。2人はジョーンズを裏切ったが、彼は屈せず、像を持って遺跡から脱出した。外には彼の強敵であるフランス人考古学者ルネ・ベロックが原住民のホヴィト族を従えて待機していた。ジョーンズは像をやむなくベロックに渡し、ジョック・リンゼイの操縦する水陸両用の飛行機で原住民の攻撃から逃れた。

合衆国

インディはマーシャル大学に戻り、本職である教授としての仕事をしていた。彼の良い友達であるマーカス・ブロディは彼を呼び出し、アメリカ陸軍の2人の男に会わせた。2人はインディにアブナー・レイヴンウッド教授の居所を尋ねた。インディはレイヴンウッド教授に学んだことがあった。2人の軍人はナチスの無線を傍受したことをインディとブロディに話し、ナチスが契約のアークを探していることを明かした。契約のアークはモーゼから受け取った十戒が収められている箱である。それをアドルフ・ヒトラーが狙っていた。

ドイツ人たちはアークの隠されている場所の測定に必要であるラーの杖飾りをレイヴンウッドが持っていると確信していた。アークはエジプトタニスという都市にあるとされており、タニスの模型がある<地図の間>でラーの杖に杖飾りをつけ、特定の時間の特定の高さ、場所に日光を当てると光が差し込み、アークの隠し場所の部分の模型が光に当たるといわれていた。伝説によると、アークをエルサレムから盗んだファラオ・シェションクの都タニスは長い砂嵐で埋もれていた。そのためアークが隠されている秘密の部屋<魂の井戸>は砂の下だった。

ネパール

Indyravengun

インディは<レイヴン>でトート及び彼の部下たちと撃ち合う。

インディはアブナー・レイヴンウッドの娘マリオン・レイヴンウッドと会うためパンアメリカン航空のクリッパーに乗り、ネパールへ飛んだ。インディはマリオンに会うが、彼女の父親はすでに死んでいた。考古学者に続き、ナチスのエージェントのトートが現れ、マリオンを火かき棒で脅した。危機に気づいたインディはバーに戻り、トートと彼の部下たちと銃撃戦を始めた。マリオンはインディに協力した。戦闘中、トートはマリオンが所有していたラーの杖飾りを見つけて掴むが、杖飾りは火によって熱くなっており、トートの掌には杖飾りの模様が焼きついた。

エジプト、カイロ

ジョーンズとレイヴンウッドはエジプトのカイロに飛んだ。インディは助けを得るため、発掘の労働者であり考古学者でもある友人のサラーのもとへ行った。インディは杖飾りに古代の文字で記されているラーの杖の高さの解読をサラーに相談した。

カイロの市場を歩いていたインディとマリオンは雇われた剣士に遭遇する。(インディはこの男を銃で撃ち殺す)その後、次々と来る障壁を乗り越え、マリオンを守ろうとした。マリオンは籐のカゴに入れられたままトラックの荷台に載せられた。インディはトラックの運転手を撃ち、トラックを横転させた。ところがトラックはカゴと共に爆発した。悲しんだインディは酒場へ行き酒を飲んだ。そこでインディはアークを見つけるためにナチスに雇われたベロックに再会する。フランス人はインディに説教をしたがインディは彼を殺そうとして銃を持った。その瞬間、ベロックのボディガードたちがインディに銃を向けた。インディはサラーが仕向けた彼の子供たちに囲まれ酒場から出た。

その晩、サラーは杖飾りの文字を解読するためにインディを老イマムの家に連れて行った。イマムはヘブライの神に敬意を表し、杖を短くしろと書いてあることを注意した。ナチスはトートの掌に焼きついた火傷の痕をもとに杖飾りの複製を作ったため、片面しかなかった。そのため杖の長さが違い、ナチスは間違った場所を熱心に発掘していたことが判明した。


LostArk

<魂の井戸>でのインディとサラー

インディアナ・ジョーンズにより、マリオンが生きていたことが分かった。彼女は人質になり、縛られていた。ジョーンズは彼女を逃がすとナチスが探し始めると考え、アーク発見のために彼女を置き去りにした。

インディとサラーはアークの置かれる<魂の井戸>の床をヘビが埋め尽くしているのを見る。アークを上に運び出したインディだったがナチスのディートリッヒ大佐と副官のゴブラーが現れ、マリオンを<井戸>に落とすとインディと2人にし、閉じ込めた。だが、2人は道を見つけナチスのアークを運ぶための飛行機があるか走路に出た。

パイロットを止めようとしていたとき、インディは筋肉隆々の兵士に発見され、格闘戦を始めた。マリオンはタイヤ止めの1つでパイロットをノックアウトした。タイヤ止めが1つ失われたことにより飛行機はもう片方のタイヤを中心にまわり始めた。格闘をしていた相手の兵士が飛行機のプロペラによって切り刻まれるとインディはマリオンを連れて逃げた。その後、ガソリン爆発が起こり、飛行機は粉々になった。ベロックとディートリッヒは予定を変え、トラックでアークを運ぶことにした。

インディはウマに乗るとナチスのトラックを追った。インディはトラックに乗り移ると運転手を放り出し、彼自身が運転した。ベロックとディートリッヒの乗る車を出し抜き、インディはアークを手に入れて戻った。サラーはキャプテン・サイモン・カタンガの海賊船<バンツー・ウインド号>を予約し、インディとマリオンに別れを告げた。<バンツー・ウインド号>はイギリスに向けて出発した。

ベロックやディートリッヒはナチ・Uボートで<バンツー・ウインド号>に追いついた。彼らはマリオンとアークを奪うと離れていこうとした。だが、その前にインディはひそかに潜水艦にしがみついていた。潜水艦はエーゲ海にある基地にドッキングした(インディはそこでナチスの制服を奪う)。ベロックに対し、アークをロケット・ランチャーで撃つと脅したインディだったが、ベロックは彼がアークのような歴史を撃つはずはないと確信していた。実際に彼は撃つ事ができなかった。

インディはマリオンと共に捕まり、ベロックがアークを開けるのを縛られたまま見守ることになった。彼がアークのふたを開けると、中からいくつもの精霊が飛び出し、ベロック(頭が爆発する)、ディートリッヒ(頭がしぼむ)、トート(顔が溶ける)を殺し、ナチスの兵士たちも死んだ。インディはマリオンに目を閉じるように言い、彼も閉じていた。そしてこの2人は神の怒りに触れることはなかった。ここでは2人以外の全ての人間が死亡していた。

エピローグ:ワシントン D.C.

その後、インディはワシントンD.C.で2人の陸軍諜報部員に会い、アークを"トップの連中"が調査していることを聞かされる。アークは木箱に入れられ、政府の巨大な倉庫に保管された。

登場

登場人物


その他のキャラクター

登場した遺物

登場場所

  • エジプト
    • カイロ
    • タニス
      • 地図の間
      • 魂の井戸
      • ナチスのキャンプと滑走路
  • ネパール
    • ザ・レイヴン
  • 南アメリカ
  • 合衆国
    • ワシントンDC
    • コネチカット
    • ネヴァダ
    • カリフォルニア
      • サンフランシスコ
  • ゲヒムヘヴン
    • 儀式場
  • マラケシュ(言及のみ)
  • タークデーン・バロー(言及のみ)
  • マウント・ホーワーブ(言及のみ)

乗り物

舞台裏

スタッフ

視覚効果

『新たなる希望』で一度解散した視覚効果チームはインダストリアル・ライト&マジックとして再結集。『帝国の逆襲』の次作が『レイダース』となった。視覚効果監督はリチャード・エドランド。現在は映画監督となったジョー・ジョンストンがSFXシーンの絵コンテを担当。インディがアメリカを発つ際に乗る飛行艇、追跡シーンでジープが転落する崖、ラストの薄暗い倉庫などマット・ペインティングも効果的に使われた。

終盤のディートリッヒ、トート、ベロックが死ぬ場面はクリス・ウェイラスによる特殊メイクアップ効果。それぞれの俳優の頭部から型取りされたモデルを、(1)真空ポンプで潰す・(2)熱で溶ける様子を低速度で撮影・(3)ショットガンで破壊という手段で作られた。(3)の効果はデヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』でも使われている。

キャスティング

当初、インディの役はトム・セレックが予定されていたが、セレックは当時テレビを中心として人気が絶頂で、テレビシリーズ(『探偵マグナム』)の仕事を選んでこの役を断り、結局ハン・ソロ役としてでしか当時世間一般では知られていなかったハリソン・フォードが演じる事となった[1]

ヒロイン・マリオンの役には、デブラ・ウィンガーをスピルバーグは望んだのだが、「私は演技を必要としないような作品には出演しない」と断られ、スピルバーグは激怒したという。またスピルバーグは当時交際していたエイミー・アーヴィングにもマリオン役を打診している。オーディションにはショーン・ヤングも参加していた[2]

映画全篇でセリフは13行しか与えられていないものの、ドイツ語の「死」に聞こえる名前の通り、恐怖感を煽るゲシュタポのアルノルト・エルンスト・トート[3]少佐を演じたロナルド・レイシーは英国で舞台演出や演技コーチも務めたベテランである。オランダ時代のポール・ヴァーホーヴェン作品やテレビシリーズ『シャーロック・ホームズの冒険』のショルトー兄弟役(『四つの署名』)[4]などでも知られ、『最後の聖戦』ではセリフもクレジットも無いがヒムラー役で顔を見せている。1991年没。2度の結婚でもうけた子供2人も俳優になった。

『ショコラ』や『スパイダーマン2』に出演したアルフレッド・モリーナは本作が映画デビュー作品である。ペルーでインディが乗る飛行艇のパイロット=ジョック役を演じたフレッド・ソレンソンは、10年以上を経た後『ジュラシック・パーク』のハワイ・ロケがハリケーンで頓挫した際に奇遇にも空港に居合わせ、スピルバーグ率いる撮影チームのハワイ撤退を助けた。ILMの視覚効果監督デニス・ミューレンがインディを尾行し飛行艇に乗るスパイ役で数カット映る。この役は脚本段階ではトートと同一人物だったが、無名のゲシュタポだったトートが名前のある役に昇格したために別人となっている。

その他

Wellr2

後ろの柱には『スター・ウォーズ』のR2-D2とC-3POが描かれている。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望]]』を監督したジョージ・ルーカスが、興行的失敗の可能性を感じハワイに逃避していた時、『未知との遭遇』の撮影を終え休暇を取っていたスティーブン・スピルバーグが合流。『007シリーズ』のような作品を作りたいと言うスピルバーグに「それならこんなアイデアがあるよ」とルーカスが明かしたのが、この『レイダース』である。製作はルーカスフィルムで行い、ハワイから帰った半年後に正式にスピルバーグに参加を依頼、スピルバーグは監督を引き受けた[5]

ルーカスが『アメリカン・グラフィティ2』と『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の製作、スピルバーグは『1941』監督が決まっていたので企画そのものは一時棚上げとなったが、延期した間にスピルバーグがローレンス・カスダンの脚本『OH! ベルーシ絶体絶命』を発掘、『帝国の逆襲』の脚本家リイ・ブラケットの死で危機に陥ったルーカスにカスダンを紹介、「ヒトラーのオカルト趣味」という実在の要素を盛り込んだフィリップ・カウフマンの原案もカスダンが脚本化する事になった。当初スティーヴ・マックイーンの『ネバダ・スミス』に因んだ[6]主人公の名前「インディアナ・スミス」はスピルバーグの「平凡過ぎる」という意見から「ジョーンズ」に変更[7]。「インディアナ」はルーカスの愛犬の名前でもあり、シリーズ第3作でこのエピソードが活用された。


スピルバーグはそれまで予算や日程をオーバーする傾向があったが、本作では撮影前に絵コンテを描いて第2班に任せる場面(トラックの追跡)を選定。撮影スタジオは低コストで済むという理由からイギリスで行い、セットやロケ地のミニチュアを作らせて撮影方法や機材を検討するなど入念に準備し、4回以上テイクを重ねず1日平均40シーンも撮影するというハイペースを維持。エジプトのシーンを撮影中ハリソン・フォードが体調を崩し(ジョン・ウー作品にも負けないと豪語する)三日月刀とムチの決戦を演じられなくなった際に「銃で撃つ」アイディアを用いるなど撮影ペースを停滞させないよう常に心がけた結果、配給のパラマウントに申し入れていた撮影予定を12日節約した[8]。コストマネージメントの感覚はプロデューサーとして経験を積んでいたルーカスから学んだものとも言えるが、本作の撮影開始を延期してまで取り組んだ『1941』が興業的に惨敗を喫した教訓とも無関係ではないと思われる。ルーカスはスピルバーグに「絶対に予算オーバーしないこと、撮影スケジュールを厳守する」という条件を付けた。「もし守れないなら、いつでも私と交代させる。」と話していた。

OB-CPO

ジョック・リンゼイの所有する水陸両用機OB-CPO

エジプトの野外ロケはチュニジアで行う事が早々に決まった。ルーカスが『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で訪れており土地勘があったためである。エジプトの場面以外にも儀式のためにアークを運搬する途上の谷が『新たなる希望』でR2-D2が彷徨っていたタトゥイーンの谷と同じ場所である。

冒頭の洞窟に入る場面ではタランチュラ、アークの眠る「魂の井戸」の場面では無数の毒蛇がインディたちを脅かす。撮影スタッフはゴム製の長靴と手袋で身を固め、コブラを含む蛇六千匹を配置した撮影では血清と医者も待機した。動物に脅かされる場面は第2作では大量の虫、第3作では大量のネズミが登場するほか、「何故インディは蛇が苦手なのか?」という疑問にも第3作で回答がなされた。

パラマウント・ピクチャーズはこの作品を製作するにあたって、『インディ・ジョーンズ』の5作品製作の契約を結んだ。その内、スピルバーグとハリソン・フォードは3作の契約をしている。

冒頭に登場する複葉機の胴体の文字はOB-CPO。『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービとC-3POに掛けたものだが、「OB」はペルーの国籍記号である。

序盤、講義の終了後に男子学生からリンゴをプレゼントされてインディーが困るシーンがある。これはリンゴは同性愛者の愛の告白に使用されるためである。それをマーカスがくすねるが、演じたデンホルムは両性愛を公言している。

ネパールでの銃撃戦、長身でシリーズ常連となったパット・ローチ(後半インディと殴り合いになるドイツ人兵士と二役)が演じたシェルパとインディが揉み合いになり、トートは部下に二人まとめた射殺を指示。"Shoot, Him"というセリフに部下が一瞬戸惑うのは、トートのドイツ語訛りで"showtime"とも聞こえるから。『最後の聖戦』でも訛りを活用したシーンがある。その後、炎にあぶられた「ラーの杖飾り」をトートが拾い上げ火傷をする。手に残った火傷の痕から杖飾りが複製されるという展開は逆にインディのアーク発見に繋がるが、手を火傷するシーン自体は後に『ホーム・アローン』にパロディとして使われる事になった。日本テレビの『レイダース』吹替え版で火傷した手を雪に突っ込み「ああ気持ちいい!」と言わせていたところ、『ホーム・アローン』でも同様「ああ気持ちいい!」と言わせて原典からの継承となった。原音はどちらもうめき声だけでセリフになっていない。

90年代に出たワイドスクリーン版レーザーディスクのためのリマスターでも音響効果が再編集されていたが、DVD化に際してフィルムの傷や埃が除去された上、幾つかの場面がデジタル修正された(ペルーの遺跡からインディが脱出する際のトンネルを転がる大石についた棒と、「魂の井戸」で撮影時に立てられていた安全用のガラスにインディと向かい合ったコブラが映る)。

BantuWind

前に写っているのがUボート。後ろの船はバンツー・ウインド号

作中に登場するドイツ潜水艦Uボートは、ドイツ映画『U・ボート』で、撮影に使われたものを借用した。

「魂の井戸」の中で、インディとサラーがアークを持ち上げるときに、インディ側の柱を見ると、C-3POとR2-D2が描かれている。

追跡シーンのテリー・レナードらによるスタントは『駅馬車』が参照された。インディがアークの載ったトラックを奪いドイツ軍が追いかけるシチュエーションはまさに『駅馬車』であろう。スピルバーグの絵コンテに基づく撮影はハリソン・フォード自身により演じられたシーンも含め8週間が費やされた。レナードは1994年の『マーヴェリック』で第2班監督を務め、やはり『駅馬車』にそっくりのスタントを演出している。

スピルバーグは『未知との遭遇』に続き友好的な異星人を主人公に据えた映画を作ろうと考え、ハリソン・フォードと親密だった脚本家のメリッサ・マシスンをチュニジアに呼んでアイディアを話した。ハリソンとマシスンは83年に結婚。またマシスンによって脚本化された『E.T.』は『レイダース』終了後製作に入り、82年に公開され記録的な大ヒットとなった。しかし、同時にハリソン主演の同年公開SF映画『ブレードランナー』を興行的失敗に追い込むこととなった。

脚注

  1. 『スター・ウォーズ』以降ハリソンへの出演依頼は急増し、ギャラも上昇したが、ハン・ソロに似た役柄はもう演じたくないと考え、役柄の幅を広げたい意向をルーカスに伝えていた(デール・ポロック『スカイウォーキング』)
  2. Imdb
  3. フルネームは小説版より
  4. ビデオの吹き替え版でトート役を担当した樋浦勉は『四つの署名』でもレイシーの吹替えに起用された。
  5. 劇場公開時のパンフレットより
  6. Imdbの「トリビア」より。
  7. 筈見有弘『スピルバーグ』(講談社)では「語呂が悪いから」としている
  8. 劇場版パンフレットにはパラマウントにわざと撮影予定を多めに伝えていたという記述あり。

関連項目

タイムライン
前作 次作
1936年 1936年 1936年
Indiana Jones and the Legion of Death レイダース/失われたアーク《聖櫃》 Indiana Jones in Revenge of the Ancients
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